世話人 プロフィール

 

土井敏邦(どい・としくに)

1953年佐賀県生まれ。フリージャーナリスト。1985年より1年半パレスチナ占領地に滞在し取材、以後30年に渡って断続的にパレスチナ・イスラエルの取材を続けている。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしても活動し、NHKや民放で多くの番組を制作。中東関連のドキュメンタリー映画として『沈黙を破る』を含む『届かぬ声-パレスチナ・占領と生きる人びと』(4部作)『ファルージャ2004年4月』『ガザ攻撃 2014年夏』『ガザに生きる』(5部)など。
また主な著作に『アメリカのユダヤ人』『パレスチナの声、イスラエルの声』『沈黙を破る』(以上、岩波書店)『アメリカのパレスチナ人』(すずさわ書店)『「和平合意」とパレスチナ』(朝日選書)など。中東関連以外にも、『“私”を生きる』『飯舘村―放射能と帰村―』『異国に生きる―日本の中のビルマ人―』『 “記憶”と生きる』などの記録映画を劇場公開。

川上泰徳(かわかみ・やすのり)

1956年長崎県生まれ。中東ジャーナリスト。元朝日新聞記者。中東アフリカ総局長や編集委員を歴任。カイロ、エルサレム、バグダッドなどに駐在し、パレスチナ問題、イラク戦争、「アラブの春」などを取材。中東報道で2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。退社後、フリーランスとして中東に拠点にしつつ、中東情勢について各媒体に原稿執筆。著書に『中東の現場を歩く』(合同出版)、『イスラムを生きる人びと』(岩波書店)など。

石丸次郎(いしまる・じろう)

1962年大阪出身。アジアプレス大阪事務所代表。朝鮮世界の現場取材がライフワーク。北朝鮮取材は国内に3回、朝中国境地帯には1993年以来約100回。これまで900超の北朝鮮の人々を取材。2002年より北朝鮮内部にジャーナリストを育成する活動を開始。北朝鮮内部からの通信「リムジンガン」 の編集・発行人。主作品に「北朝鮮難民」(講談社)、「北朝鮮に帰ったジュナ」(NHKハイビジョンスペシャル)など。
アジアプレスのHP http://www.asiapress.org/apn/

綿井健陽(わたい・たけはる)

1971年大阪府生まれ。映像ジャーナリスト・映画監督。スリランカ民族紛争、スーダン飢餓、東ティモール独立紛争、米国同時多発テロ事件後のアフガニスタン、イスラエルのレバノン攻撃、イラク戦争などを取材。ドキュメンタリー映画 『Little Birds イラク戦火の家族たち』(2005年公開)  http://www.tongpoo-films.jp/littlebirds/
『イラク チグリスに浮かぶ平和』(2014年公開) http://peace-tigris.com/
個人HP: http://www1.odn.ne.jp/watai/

五十嵐浩司(いがらし・こうじ)

大妻女子大教授、元朝日新聞記者
1979年、朝日新聞入社。英国留学後、ナイロビ支局長(89~92年)、ワシントン特派員(93~96年)、ニューヨーク支局長(2001~05年)。大阪・東京両本社の編集局長補佐、編集委員などを経て12年から現職。記者時代から多くの大学・大学院で国際政治やジャーナリズムを教えてきた。記者としての自分の主な3要素と考えている「グリコ森永事件」「アフリカ取材」「911米同時多発テロと対テロ戦争」の、とくに後者二つを若い世代に伝えるため。著書や報告書に『ヨーロッパ社会主義はいま』(共著)、『トップが語る3・11報道 主要メディアは何を考え、何を学んだか』(共編・著)など。

高橋弘司(たかはし・ひろし)

1957年愛媛県生まれ。横浜国立大学准教授(ジャーナリズム論)。元毎日新聞社記者。大阪本社社会部などを経て、カイロ支局長、ニューヨーク支局長などを務め、2013年退社。大学着任後、広島、長崎の被爆体験の継承問題に着目、学術論文「『被爆証言』は米国の高校生にどう響いたのか」(単著)をまとめたほか、2018年1月にはノーベル平和賞を受賞した国際NGO「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」の“被爆者担当”とされる米国人平和活動家を日本に招へいし、講演会やワークショップ開催に尽力した。著書に『イスラーム圏で働くー暮らしとビジネスのヒント』(共著)、『脱米潮流』(共著)、『現代ジャーナリズム事典』(共同執筆)など。

2018/10/16