「安田純平さん拘束関連」 一覧

シリア情勢緊迫で安田純平さん解放のための日本政府へのアピール

ジャーナリストの安田純平さんが武装組織に拘束されていると見られるシリア北部のイドリブ県で、ロシアとトルコの合意に基づいて非武装地帯を設置する動きが進んでいます。アサド政権によるイドリブ総攻撃を食い止めるための措置です。10月15日が設置の期限であり、現地情勢は緊迫の度を増しています。停戦が破られれば、一気に大規模な戦闘に発展する危険性があり、安田さんの安全も脅かされることになります。

「安田純平さん事件」にどう向き合ってきたか 土井敏邦 ジャーナリスト

2015年2月、シリアでの後藤健二さん殺害事件の直後、ジャーナリストの川上泰徳さん、石丸次郎さん、綿井健陽さん、それに私の4人が集まって、「今後こういう事件を未然に防ぐために何をすべきか、またすべきでないかを、危険地で取材し報道する私たちジャーナリストたち自身で検討し、継承していこう」と立ち上げたのが、この「危険地報道を考えるジャーナリストの会」(略称・「危険地報道の会」)である。

安田純平さん拘束事件の経緯

■2015年6月23日 安田さんトルコ南部の国境を越え、シリア入国。連絡断つ... 
■7月10日 岸田外務大臣の記者会見で、フジテレビ記者が「安田純平さんがシリアで連絡...
■12月22日 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部・パリ)のアジア太平洋... 
■12月28日 「国境なき記者団」は、安田さんに関する12月22日の発表について... 
■2016年3月16日 安田氏とみられる男性の動画がフェイスブック上で公開された...

友人として見た安田純平さん  藤原亮司 ジャーナリスト/ジャパンプレス

安田純平さんに初めて「会った」のは、2005年10月に公開された映画、「人質」の画面の中だった。東京新聞の吉岡逸夫氏が撮られた、イラクにおける日本人誘拐事件を扱ったドキュメンタリー作品。その中の「人質」の一人として、安田さんは描かれている。その映像で彼の顔を見たときの衝撃を今も忘れることができない。そこに写っている顔は、まるで人間を信用しなくなった野生動物のようだ、と私は感じた。人はどれほどの苦悩や怒り、やり切れなさを経験すればこのような顔になるのかと…

シリアでの安田純平さん拘束事件1年

昨年6月にジャーナリストの安田純平さんがシリアの北部で反体制イスラム過激派組織『ヌスラ戦線』と見られる武装組織に拘束されて1年が過ぎた。今年3月、安田さんの動画がインターネットに投稿され、5月末には5月に、「助けてください これが最後のチャンスです 安田純平」と日本語の紙を掲げる安田さんの画像がネットで公開された。